それは絶望を感じてた季節だった。
コロナ襲来
昨年の今頃はちょうどコロナが来て最初の緊急事態宣言、そして10万円の給付も行われました。
当時大学にいましたが、研究活動の停止、そもそも学校に行くことすら許されない状態でした。
そのこともあり、4年生の研究があまりできませんでした。
そして、外出すらも控えろと言われていたので、ほとんど自宅にいました。
元々家にいるのは嫌いではなかったので、最初は苦ではありませんでした。
しかし、5月中旬頃から精神的に病んできました。
毎日が無となる
大学で研究ができると思っていたのですが、コロナにより自粛され家で研究の基礎知識を学んでいました。
ずっとはできなかったので、自分でスケジュールを立ててそれなりにやっていました。
しかし、ある時気づきました。
「毎日同じこと繰り返してない?」
起きて家で自主学習。
研究で必要ですが、ずっとやっているとなんか頭の中がおかしくなりました。
そんな繰り返される日々を感じ、明日が来るのが怖いと感じることもありました。
変化の無い日常ほどつまらないものはない。
それを強く痛感しました。
この時期は寝ることが怖くなり、もう何がどうなっても良いと自暴自棄になっていた気がします。
今振り返ってもこの時期は「無」を強烈に感じすぎて、辛かったです。
生産性がない日々を送り、このままではまずいとわかっているのに、どこも行けない環境下で何をすれば良いかも分からない。
そんな心情が余計に自分のメンタルを傷つけました。
新しいことにチャレンジするきっかけになった
このままではいけないと思い、最初料理をしました。
YouTubeを見ながら自分で作る料理はおいしかったです。
そして、この時期だからこそ本をたくさん読みました。
おそらく今までの人生でじっくり本を読んだのはこれが初めてかもしれません。
メモ取りながら、自分を見つめ直していった。
そして、HTMLやCSSもいじり始めました。
今も断続的だがやっているものもあり、ある意味良いきっかけになったと思えます。
怪我の功名とはこのことを言うのかもしれません。
当時を振り返る
今でもきつい時期だったと思います。
しかし、その中で新しいきっかけに出会えたことは事実です。
何もしないという選択肢を取らなくてよかったと心から思います。
これが自分の強みかもしれません。
あの頃があったから、今日がある。